中房から燕山荘BC SHORTの
バイク敗退からの
白沢天狗がよかった

【RIDGE 19】2025/4/4(tue)
▢北アルプス前衛の白沢天狗・東尾根(爺が岳スキー場から)
▢目標標高差・距離:D+680m・2.5km(片道)
▢参加者:マキさん
■結果登り標高差/距離:上記
■結果SKIダウン標高差/距離:上記
■タイム:TOTAL3H
■評価:ランクA(※A~D中、A:超ゴキゲンなRIDGE!おすすめ

▢所感
この日、昨年のソロ中房から燕山荘のリベンジから
周到に用意して挑んだ当山行だったが、中房に着くまえに
敢え無く敗退。
というのは、わたしのe-bikeはすこぶる調子も良かったが、
マキさんがこの日のために急遽中古MTBを購入したのだが、
いかんせんフロントギアのない6段変速で、大苦戦!

わたしは、むかしとった杵柄である、折りたたみチャリでの
新穂高からは左俣谷のわさび平小屋先までや、一の沢からの
チャリ常念など、いざとなったらそのMTBで中房まで行く
予定だったが、あのガッツも体力も、悲しいことに今は昔なのか。

最後はマキさんが根性みせるが、観音峠でチカラ尽き折り返す。
ここまで聞いて、トライアスリート世界選手権出場経験もある、
スーパーアスリートのマキさんがなんで?と思う方もいるだろう。

そう、あの彼女といまのマキさんは別の人格なのである。
それでも、カラダは同じなのでおぼえはあるが、最近の運動不足も
相まったようだ。
2Hの輪行となったが、うまいビール飲むにはすこし物足りない
という彼女の要望もあり、お得意の白沢天狗へ。

このマキさん、先日も白沢天狗の急登で引き返す過去がある
だけに、わたしもおそるおそる状況をみながら高度を上げていくが、
なんと、先日よりも早いポイントにて、
「やってらんねぇ~!」と、ご機嫌ななめ(笑)

すると、びっくりしたことに、1分黙り込んだ後、彼女は
一つまえのあの優しいMAKIさんとチェンジ。
じつは、このMAKIさんは憑依してたスーパーアスリートの
ぴーちゃんなきあと、着実にBC SHORTを頑張ってきた経験もあり、
クランポンを着けて着実にハイクアップをこなす。

その彼女いわく
「U(私ゆうじんのこと)に八つ当たりしたり、数回やったくらいで
そんな上手くなるわけないのに」
と、MAKIさんはマキさんにだいぶイラついている様だった。

これを読んでる皆さん、理解できますかね?

そう、彼女は多重人格の持ち主で、人格によっては憑依もされる
という体質なのである。

であるからして、当チャレンジも直前で中止にしたり、喧嘩して
機会損失したりと、遅々としてすすまないところもあるが、
なぜだか、とてもワクワクしたBC SHORTライフを過ごしている(笑)

いまはビギナーに逆戻りしたマキさんが着実に経験を積み、
下山後に喜んでる姿をみるのが楽しいし、なにしろ最高に
旨いビールが飲めるのが至福である。

チャレンジがたとえ失敗に終わってもいいじゃないか、
なぜなら、それよりとても人間らしい貴重でおもしろい
人生がやれているのだから。

ちなみに、白沢天狗の東尾根BC SHORTは、バイクで酷使した
大腿筋の疲労に苦戦しつつも、満足のいく一本となった!

ゲレンデの雪融けもすすみ、季節はすっかり春だ。
まだまだBC SHORTチャレンジを楽しむぞ。

YUJIN