BC SHORT Back Country Short Ski Mountaineering

カテゴリー: EVENT

【総括】 The challenge “53x RIDGEs 2024-25”

皆さま、おひさしぶりでございます!
まずは、当チャレンジに際し、
概要・ルール・意気込みについて述べた
昨年11月に書いた記事から、一部抜粋してみた。

以下に…
▢AND then…
話はさらに展開するが
世界最高峰の知性が集う研究機関である
MITの石井裕氏は
ニッポンの知性や革新について
以下が必要と唱えた。

①出杭力(出る杭になって革新を生め)
②道程力(高村光太郎の、~ぼくの後ろに道はできる)
③造山力(①も②も、山(課題)があることで可。なければ自ら造れ)

今回のチャレンジは、この①②③を網羅する
山での新しいアクティビティでありスポーツの
可能性とビッグインパクトを将来的に秘めている。

▢SIDE tracked
メインストリームスポーツをはじめすべての物事は
こうして初めの一歩を “横道” にそれることで苦悩し
そして課題を生みチャレンジしてきたことで
ストリーム(潮流)を形成してきた。

また課題そのものをつくることを苦手とする
風潮のあるニッポン人は、
すべてが満たされた現代において
いまこそ横道にそれ課題をつくるべし、だと。
嘲笑と批判を乗り越えて
この山に世界においても新しい”アソビ”の一端となるべく
”53×RIDGEs が貢献できたら光栄である。
←以上

▢当記事→
“53× RIDGEs” ~前代未聞のユニークなチャレンジ?!

はじめに結果からいうと
チャレンジは未達成におわった。
目標53本中→20本だ。

もちろん、北ア含む4本のノーカウント登山や
準備万端、スタート地点まで行ったものの、
気象条件、同行者の事情、その他さまざまな要因があり、
登山にならなかった機会損失は約10本。

それでも、遠く及ばずだ。

達成率は約38パーセント。
いうなれば、大敗である。

敗因を以下に簡潔に、かつ定性的に述べてみる。
①例年の入山数からして、よほど集中しないことには”不可能”は既知だった
②私的生活において、180度の変化があった
③随行ないしは同行いただくパートナーの事情に影響をうけたこと
④ドアTOドアで2~3Hで完結できる数十本企画した里山に雪が付かなかった
⑤遮二無二やり遂げる力が足りなかった

とまれ、①の時点でそもそも大敗を予測できたし、
とどのつまりは、
⑤のやり遂げる力の不足、それにつきる。

 

さて、実際にチャレンジして実感したことをここでシェアしたい。

まず、あらためて少なくともここニッポンの山々では、
登って滑降できる尾根がおおいということ。
もちろんこれは、99cmというBC SHORT規格のSKI板だから
成せることだと言い切れる。

ちなみに、スノーフィートという長さ40前後~120cmまで
ラインナップのあるスキー板も用途は多彩である。
がしかし、それはゲレンデ限定、もしくはBC(自然なままの雪山)
であれば、長いスキー板同様に、そのフィールドによって
長さを選択するか、フィールド自体を限定する必要がある。

そこへいくと、このBC SHORT®99cm規格は、
身長140cmでも、180cmでも、99cm一本勝負である。
なぜなら、難易度の高いニッポンの雪山に最大公約数的に
我ら人間をあわせていくと、99cmがやはり存分に楽しめるからだ。

もちろん、ゲレンデや雪原ハイクでの機動性にも定評ありだし、
ふつう、ここはスキー脱いでツボ足かアイゼンだろ?な、
細い切り立った尾根(knife ridge)や、木立ちが濃い(剛毛地帯(笑))、
そして、こんな急な斜面を短いスキーで大丈夫か?!な
北アルプス稜線からのエキサイティングな滑降…。

すでに実証されてるこれらフィールドにおいての、
“99cm規格の押し売り” に賭けていただき
研鑽を積んでいただければ、楽しみは広がる前提でだ。

でも、それもこれも、「山に雪がある」ことが条件となる。

そこへいくと、2月の北海道は南富良野遠征2日目、
BC SHORTアンバサダー藤崎氏と、名うてのプレイヤー鈴木氏の
先導により、宿泊先裏山にある無名峰を急遽チョイス。

わずか1~2Hで、最高の尾根登り&尾根滑りを
経験することができた。
北海道が素晴らしいのは、再訪の南富良野だけとっても
かなやま湖周辺では、車で移動するたびに、魅力的な尾根が
そこかしこに軒を連ねていること。
いやいや、札幌から小樽へむかうとちゅうの里山でも、
無名な山や尾根に、完全に魅了されて帰途についたのであり…。

「たぶん、ここは誰も登って滑ってないだろ?!」
なポイントがたくさんあるわけ。

おいおい、ニッポン人よ
遊べるアイデアや場所は、もっともっとあるぞ
聴かせてくれ!!

一日に軽く2~3本登って滑降できる、BC SHORTトリップを、
北海道や、ここ信州だと北信から上越にかけてなら、可能かもしれない。

まさに最高の娯楽・暇つぶしである(笑)


※写真は、今シーズンラストとなったホーム北ア常念岳にて。
8Hの登山かつ急斜面滑降なれども、尾根滑りにいたらずノーカウント

ここまでつらつらと書いてきて、
いまあらためて思うことがある。

それは、

ニッポン人よ
もっと
おバカさんに
なろうか!!

来年、つづきをやります。
達成後は、その先にある
あらたなコトをスタートします😊

いつもありがとうございます///

 

 

53x RIDGEs (ノーカウント)根子岳(2207m) ~奥ダボススノーパーク

残念ながらノーカウントの一本とする!

【RIDGE  0】2025/3/9(sun)
□根子岳(2207m)
□目標標高差(none)
□参加数:3名(BC SHORT体験会。講師2名を除く)
■結果登り標高差/距離:605m/3.3km(リフトを含まず)
■結果SKIダウン標高差/距離:780m/5km
■タイム:TOTAL 3H
■評価:ランクD (※※A~D中、ノーカウント(この場合は記録しないこともある)

▢所感
今回は初のノーカウントてか。
しっかり登って、しっかり滑る…
しかも、氷と新雪のミックスな雪面だ。

でも、しょうがないっしょ
たしかに、尾根を滑ってはいるけど
当企画には、やはり疑問符が。

なので、初のノーカウントとした。

でも、BC SHORT体験会がメインのこの日
参加者の皆さまには、スリルと頑張りを感じ
とても良いBC SHORTだったな!!

当日、リードしてくれた
BC SHORTアンバサダーのジョニー倉島さん
ありがとうございます😊

ところで、第二期(延べ30セットー2セット)が
完売したよ。
本当にありがとうございます!
来季も製作依頼して、進んでますので
こうご期待!

53x RIDGEs 11 無名峰721m (ホテルラーチ裏))北海道2/2

【RIDGE  10】2025/2/24(mon)
□「無名」峰(721m)
□目標標高差・距離:D+350m・3.5km(トータル)
□参加数:6人(北海道BC SHORTフリークの皆さん)
■結果登り標高差/距離:同上
■結果SKIダウン標高差/距離:上記
■タイム:TOTAL1H20M
■評価:ランクA (※A~D中、A:超ゴキゲンなRIDGE!おすすめ

▢所感
そうそうそう!!
これぞ、裏山も登って滑れる、BC SHORTの真髄にふれた会心の一本だ
しかも、登り1H、降り20M少々と、個人的には小ぶりで超好み!

これだから、北海道はすごい。
ただ、我が町の松本ではない、飯山や妙高など北信エリアも
道中かんじたが、やはり雪の豊富さと文化がすばらしいと実感す。

さて、BC SHORT名誉アンバサダーの藤崎ジェットさんと
超フリークなマッサンが急遽、ホテルの裏山も堪能できるかも?
ということで、みんなで宿を出た直後にいきおい決まった一本である。

わたしは、こういう運動神経のよさ、好きだなぁ~😊

わたしのリクエストもあり、尾根をそのまま滑って下山することに
ジェットさんは同意してくれて、素晴らしい一本となった!

散会後、わかさぎ釣りキャンプをしてる、かなやま湖のほとりを
ハイラックスで走ってる最中、湖畔から空へ延びるいくつかの尾根をみた。

なんて素晴らしい雪山が北海道にはあるんだ?!と。

おれたちは、もしかしたらこの99cmのスキーという
ある意味、温故知新であらためていま着目しているnewスタイルで
ニッポンの山&スキーアクティビティの概念に風穴をあける
「BC SHORT」で

すごい発見をしているのかもしれない。

※BC SHORTスキー板、お陰様で売れてます。
今期はあと一本。迷ってるかたは急がなきゃウソでしょ😊

53x RIDGEs 10 佐幌岳(1059m)サホロリゾートスキー場 北海道1/2

【RIDGE  10】2025/2/23(sun)
□佐幌岳(1059m)
□目標標高差・距離:D+654m・6.0km(トータル)
□参加数:9人(北海道BC SHORTフリークの皆さん)
■結果登り標高差/距離:同上
■結果SKIダウン標高差/距離:上記
■タイム:TOTAL2H30M
■評価:ランクB (※A~D中、B:ゴキゲンなRIDGE!参考にしてネ

▢所感
昨年につづいて第2回となった
北海道BC SHORTオフ会!!

主宰の私たちは、今季最強寒波到来で、しかも
新潟⇔小樽(北海道)のフェリーという
日本海・豪雪・交通渋滞・荒波というハードルを乗り越え
なんとか、新潟港のフェリーに滑り込む!

エッヘン、わたしはこういうギリギリな状況における
精神的&運転技術のタフさには定評があり(笑)
同船したマキさんからは、御礼にフェリーのレストランで
好きなものをご馳走してもらった。

おとこは、こういうときに試されるのです。

ただ…、冬の日本海は波高し!
船酔いなんかしない私は、リバース×5くらいして憔悴…。
ダメじゃん(笑)

さあ、小樽・札幌・占冠・サホロとクルマを飛ばして
親愛なる北海道の皆さんと再会。

最下より許可をもらったうえで、ハイクアップ(自分の脚で
スキー板の裏に滑り止めのシールを着けて、登っていく)

スキー場トップであれど、ここは佐幌岳。
厳しい雪山だった。北海道は、緯度が本州より高いので
標高2000m前後といえども、北アの3000m級に匹敵するとか。

雪質は、筆頭の藤崎ジェットさんいわく
ちょい重いパウダー
というけど、中信の雪で悪戦苦闘してるわたしからすれば
極上パウダーである。
ほとんどが、スキー場のオープンバーンの際の尾根滑りではあったが
ハイクアップもしたし、絶景の尾根であったので一本とした。

中国資本の当地であるそうで、ゴンドラ代も値段が高すぎるが、
やはりここは北海道、すばらしいフィールドだった!

第2回 BC SHORT体験会@ブランシュたかやま

写真&動画アルバムはこちら!

今シーズン二回目のブランシュたかやまスキーリゾートでの
体験会が2024/3/10㈰に開催されました!

今回も約7名と、レンタルスキーのMAXに届く
大盛況ぶりで、大変ありがとうございました。

また、今月に入り、北海道とここ長野県で
あらたなBC SHORTプレイヤーが生まれてます!

春からがBC SHORTが得意な本格的シーズンともいえます。
事故に気をつけて、BC SHORTライフを楽しみましょう!

Y.T

お知らせ【BC SHORT®体験会20240204sun開催決定】

スキーの素晴らしさは…
ゲレンデだけでも
いわゆるバックカントリーだけでもなく

雪のあるところなら
どこでも!

それを実現しつつあるのが
登って滑れる
99cmのBC SHORTなんです!

ぜひ体感してください!!

【2024 BC SHORT®体験会のお知らせ】

〇日時:2月4日(日)0900‐1500(午前・午後約2H。昼休憩含む)
〇集合:ブランシュたかやまスキーリゾート第二駐車場(MAPあり)
スキー場MAP
〇主宰:BC SHORT® 田中ゆうじん
〇内容:BC SHORTのシール脱着・ハイクUP・滑降の基礎を体験
〇対象:スキー中級程度。ゲレンデ緩斜面を問題なく降りてこれる。ボーゲンOK
〇料金:おとな13300円
内訳:講習費5000円/BC SHORTレンタル(板、シール)4000円/
リフト一日券(コースハイク権利を兼ねる)4300円
※シーズン券などリフト券をお持ちの方はかかりません

※テックブーツ 26.5cmが2セット・24.0cmが1セット、無料レンタル可です。
適応の方はお申込み時にメールにて「テックブーツレンタル希望」
の旨を記載してください。
また、ストックも無料にて貸し出し可能ですので、
ご希望の方はこちらも併せてお申し込み時に記載をお願いします。

※上記テックブーツサイズ適応外の方で、
アルペンブーツをお持ちの方は持参をお願いします。
スキーのビンディング調整のため、
お申込みの際にブーツサイズの記載をお願いします。
ブーツをお持ちでない方は、
会場スキー場にてアルペンブーツを別途実費にて
レンタル(3,000円)をお願いいたします。

※BC SHORTブンリン3点セットご購入者様は
講習費&レンタル費&リフト一日券無料
→→お得な3点セットはこちら
※BC SHORTご購入者様は講習費&レンタル費無料
※保険は各人の任意でお申込みください。

〇服装:スキーもしくは冬山登山のウェア・グローヴ・ヘルメット
※ヘルメットは当スキー場にて500円でレンタル有り
〇持ち物:
必携→ザック(水分、防寒着、財布、スマホ等入ればサイズ不問)
推奨→ゴーグルかサングラス・汗冷え対策用の着替え・ホッカイロ・補給食

〇当日の流れ
09:00集合(目印:ゴールドのハイエース)
スキー板や道具のセッティング終了目安09:30
09:30~リフトでゲレンデ内を何本か滑降後、
山頂よりシールハイク開始11:30まで
11:30 ランチタイム※レストランバウムにて自費
12:30~登れるトラックにてハイクUP・プチBC体験-14:30終了
※14:30~16:30はゲレンデ内にて各自自由行動OK

申込先/Mail:
yujin@fastlight-yama.com

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