皆さま、おひさしぶりでございます!
まずは、当チャレンジに際し、
概要・ルール・意気込みについて述べた
昨年11月に書いた記事から、一部抜粋してみた。
以下に…
▢AND then…
話はさらに展開するが
世界最高峰の知性が集う研究機関である
MITの石井裕氏は
ニッポンの知性や革新について
以下が必要と唱えた。
①出杭力(出る杭になって革新を生め)
②道程力(高村光太郎の、~ぼくの後ろに道はできる)
③造山力(①も②も、山(課題)があることで可。なければ自ら造れ)
今回のチャレンジは、この①②③を網羅する
山での新しいアクティビティでありスポーツの
可能性とビッグインパクトを将来的に秘めている。
▢SIDE tracked
メインストリームスポーツをはじめすべての物事は
こうして初めの一歩を “横道” にそれることで苦悩し
そして課題を生みチャレンジしてきたことで
ストリーム(潮流)を形成してきた。
また課題そのものをつくることを苦手とする
風潮のあるニッポン人は、
すべてが満たされた現代において
いまこそ横道にそれ課題をつくるべし、だと。
嘲笑と批判を乗り越えて
この山に世界においても新しい”アソビ”の一端となるべく
”53×RIDGEs が貢献できたら光栄である。
←以上
▢当記事→
“53× RIDGEs” ~前代未聞のユニークなチャレンジ?!
はじめに結果からいうと
チャレンジは未達成におわった。
目標53本中→20本だ。
もちろん、北ア含む4本のノーカウント登山や
準備万端、スタート地点まで行ったものの、
気象条件、同行者の事情、その他さまざまな要因があり、
登山にならなかった機会損失は約10本。
それでも、遠く及ばずだ。
達成率は約38パーセント。
いうなれば、大敗である。
敗因を以下に簡潔に、かつ定性的に述べてみる。
①例年の入山数からして、よほど集中しないことには”不可能”は既知だった
②私的生活において、180度の変化があった
③随行ないしは同行いただくパートナーの事情に影響をうけたこと
④ドアTOドアで2~3Hで完結できる数十本企画した里山に雪が付かなかった
⑤遮二無二やり遂げる力が足りなかった
とまれ、①の時点でそもそも大敗を予測できたし、
とどのつまりは、
⑤のやり遂げる力の不足、それにつきる。
さて、実際にチャレンジして実感したことをここでシェアしたい。
まず、あらためて少なくともここニッポンの山々では、
登って滑降できる尾根がおおいということ。
もちろんこれは、99cmというBC SHORT規格のSKI板だから
成せることだと言い切れる。
ちなみに、スノーフィートという長さ40前後~120cmまで
ラインナップのあるスキー板も用途は多彩である。
がしかし、それはゲレンデ限定、もしくはBC(自然なままの雪山)
であれば、長いスキー板同様に、そのフィールドによって
長さを選択するか、フィールド自体を限定する必要がある。
そこへいくと、このBC SHORT®99cm規格は、
身長140cmでも、180cmでも、99cm一本勝負である。
なぜなら、難易度の高いニッポンの雪山に最大公約数的に
我ら人間をあわせていくと、99cmがやはり存分に楽しめるからだ。
もちろん、ゲレンデや雪原ハイクでの機動性にも定評ありだし、
ふつう、ここはスキー脱いでツボ足かアイゼンだろ?な、
細い切り立った尾根(knife ridge)や、木立ちが濃い(剛毛地帯(笑))、
そして、こんな急な斜面を短いスキーで大丈夫か?!な
北アルプス稜線からのエキサイティングな滑降…。
すでに実証されてるこれらフィールドにおいての、
“99cm規格の押し売り” に賭けていただき
研鑽を積んでいただければ、楽しみは広がる前提でだ。
でも、それもこれも、「山に雪がある」ことが条件となる。
そこへいくと、2月の北海道は南富良野遠征2日目、
BC SHORTアンバサダー藤崎氏と、名うてのプレイヤー鈴木氏の
先導により、宿泊先裏山にある無名峰を急遽チョイス。
わずか1~2Hで、最高の尾根登り&尾根滑りを
経験することができた。
北海道が素晴らしいのは、再訪の南富良野だけとっても
かなやま湖周辺では、車で移動するたびに、魅力的な尾根が
そこかしこに軒を連ねていること。
いやいや、札幌から小樽へむかうとちゅうの里山でも、
無名な山や尾根に、完全に魅了されて帰途についたのであり…。
「たぶん、ここは誰も登って滑ってないだろ?!」
なポイントがたくさんあるわけ。
おいおい、ニッポン人よ
遊べるアイデアや場所は、もっともっとあるぞ
聴かせてくれ!!
一日に軽く2~3本登って滑降できる、BC SHORTトリップを、
北海道や、ここ信州だと北信から上越にかけてなら、可能かもしれない。
まさに最高の娯楽・暇つぶしである(笑)
※写真は、今シーズンラストとなったホーム北ア常念岳にて。
8Hの登山かつ急斜面滑降なれども、尾根滑りにいたらずノーカウント
ここまでつらつらと書いてきて、
いまあらためて思うことがある。
それは、
ニッポン人よ
もっと
おバカさんに
なろうか!!
来年、つづきをやります。
達成後は、その先にある
あらたなコトをスタートします😊
いつもありがとうございます///