これは
BC SHORT®のパイオニア/主宰である
田中ゆうじんが
ニッポンの雪山の「尾根(RIDGE) x 53本」を
1シーズンで達成する
前代未聞でユニークなチャレンジ
※趣旨とルールについてはこちら
【RIDGE 1】2024/12/10/tue
□北ア前衛 浅川山(1742m)南東尾根(仮称)
□目標尾根標高差・距離:D± 448m・1.9km(いずれも片道)
□参加数:ソロ
■結果登り標高差・距離:D± 524m・4.4km(一部のみ当尾根)
■結果SKIダウン標高差・距離:D±67m・400m
■タイム:登り4H・下り1H30M/TOTAL5H30M
■評価:ランクC (※A~D中、Cの、「つぎいってみよーなRIDGE!」)
▢所感
今シーズン一発目でしかも、当チャレンジの一本目!
ということで、体力・道具切替え術・ルート判断・メンタル・
チキンハート(易きに流れる)など、すべてがビギナークラスだ💦
道中の9割は、
「どーしたら体裁よく、当チャレンジをやめることができるか?」
という体たらく…トホホのほ
登りの際、北沢林道の途中から当尾根に入ったが、
ヤブ度高い・底づきする雪面(まだ雪が少ない)
・緩い斜面の三拍子で
復路の滑りは、時間に余裕があればと決めていた。
とにかくシールやスキー板へのワキシングを
怠ったので、雪玉が鉄下駄の様にずっしりと重く、
フルラッセルと相まって体力がどんどん削られていく。
折り返す際、昼過ぎから翳る陽光(冬の山は早い)、
“アルバイト”の多そうな尾根のSKIダウン、弱気…
林道をつかってWALKダウンと決めた(笑)
孤独な尾根フルラッセル登りの際、里からきこえる
町内アナウンスが感慨ぶかかった。
一昔前常念岳東尾根でも感じた懐かしい感覚だ。
当尾根はランクCで、今後試すつもりはないが、
副産物として、過去2度チャレンジして達成しえなかった
北ア横通岳への東尾根のアイデアが浮上す!
ここは当尾根の先から始める大きな尾根だ。
しかし、今シーズンはまだはじまったばかりだが
積雪が豊富でありがたい
▢備忘録
要携行:針金に加えて→ニッパ/ガムテープ/スクレイパー(板の雪かき用)
メンテ:シールWAX/板上面にシリコンスプレー塗布(いずれも雪玉対策)
(2024.12.14 記)
【RIDGE 2】2024/12/24/tue
□北ア前衛 鵯峰(1923m)東尾根~栂池チャンピオン斜面(仮称)
□目標標高差・距離:D+1040m・5.3km(トータル)
□参加数:ソロ
■結果登り標高差/距離:D+335m/2.0km
■結果SKIダウン標高差/距離:D-700m/2.4km(ゲレンデは含まず)
■タイム:TOTAL3H20M
■評価:ランクB (※A~D中、Bで、ゴキゲンなRIDGE!参考にしてネ)
▢所感
先週は、白沢天狗と霊仙寺山を予定してたが、謎のぶり返す発熱
という体調不良で白沢天狗は急遽中止。
さらに、仕事先の長野市内から準備万端で臨んだ霊仙寺は、
飯縄山スキーリゾートまでいくも、荒天により5秒間まよって中止?!
さて、今回の栂池は鵯峰からの東尾根(仮称)。
Bランクのおすすめとしたが、あくまでも猫の額ほどの
急尾根セクションと、しまった雪面の春以降が前提で。
やはりBC SHORTの尾根滑りは”急斜面でなんぼ” である。
栂池ゴンドラeveはフル稼働も、その終点的からのロープウェイは
非稼働状態。さらに荒天のこの日は、ロープウェイ始点エリア
からの入山者は皆無で、雪面はもちろんノートラック。
ああ、こういう感じ、”最近慣れてない”からタガがしまるし、
遭難したらすぐに話題になるだろうな、、、と思うも
迷わずいわゆる禁止エリアに独り入る。BC HORTと一緒に。
なぜなら、わたしが提唱するBC SHORTの特性として
雪崩の確立が低い尾根滑りが、真骨頂でしょ??
それ試さなきゃだめだろ?と。
ようやく取りついた暴風の尾根伝いをソロでラッセルしつつ
なんどか諦めかけたけど、ほどなくして鵯峰山頂付近に到着。
いやぁ、試されたよ、ひさしぶりに。でも、これだよコレ…。
一晩で50cm以上積雪する厳冬期エリア、しかも強風は
警報レヴェル。
意識したのは、
いわゆる谷や沢側の急斜面は格好の雪崩エリアなのでNG。
外れないよう、あくまで尾根滑りを完結すること。
※尾根だろうと、その幅がひろければ雪崩からは逃れられないはず
とにかく、53xRIDGEsはたどたどしくスタートしたが
超おもしろいと思う
▢備忘録
前回53‐1から、スクレイパーと板にWAX塗布はOK。
ニッパとガムテープは忘れる。
SWIXの固形WAXを、シール、板上面・滑走面に塗布したが
すべからくOK!ただ、極上の栂池パウダーゆえか。
手のひらで握ると小さく球になるくらいの極上パウダー。